|フェイキックIOL前房型とはどんな手術か、メリット・デメリットはどうかを説明していきたいと思います。 まずは前房型の手術方法ですが、角膜と虹彩という所の間にある…

前房型フェイキックIOLとは

apd0305-s.jpgフェイキックIOL前房型とはどんな手術か、メリット・デメリットはどうかを説明していきたいと思います。

まずは前房型の手術方法ですが、角膜と虹彩という所の間にある前房に人工のレンズを挿入し視力を矯正します。虹彩に固定することによって光の屈折を変え近視、乱視、遠視を矯正できるのです。

この時に使用するレンズには、アルチザンというレンズとアルチフレックスというレンズの2種類あり、術前検査の結果でどれを使うと患者さんにいいか判断し医師が選択してくれます。

レンズの素材ですが、PMMA(ポリメチルメタクリレート)またはシリコーン製で出来ており、半永久的にメンテナンスなしで使用できます。

アルチフレックスというレンズは新しいタイプであり、シリコーン製で出来ているため柔らかく、眼内に挿入する時に折りたためるので傷口は小さくて済みます。そのため、縫合する必要がなく術後の視力回復が早いので主流レンズになっています。

数年前には乱視用のアルチフレックスTCが開発されたので、乱視がある方も見やすくなり早い回復も可能になりました。

アルチザンというレンズは、フェイキックIOLの手術が始まった時から使われているレンズです。レンズの縦幅の約6mmくらいを切開し眼内に挿入します。アルチフレックスと違い折りたためないため切開面を多くとるので縫合が必要になります。

術後に縫った影響で一時的に変形し乱視が出る場合もあります。ですが、手術をしてから2週間ほどで抜糸をするのですが、それが済めば乱視はほとんどなくなるので心配はいりません。

乱視用と遠視用もあるので、適応範囲が広いレンズといえます。

それでは次にフェイキックIOL前房型のメリット・デメリットの話をしていきます。


メリット
強度近視以上の方や角膜が薄くてレーシック等の手術が適応外だった方でも裸眼で生活出来るようになることです。

万が一レンズが合わなかった時にはレンズの種類を交換したり、もしくは挿入したレンズを取り外すことによって術前の状態に戻すことが可能です。


デメリット
虹彩の形によってレンズに汚れがついてしまったり、ほとんどありませんが目に強い衝撃を受けるとレンズが虹彩から外れてしまう可能性があります。

もし、術後に白内障の手術をすることになった場合にはレンズを取り外してからの手術になります。

そして挿入する眼内レンズですが、海外メーカーにレンズの発注をするため届くまでに1ヶ月~3ヶ月かかり、アルチザンレンズの場合は両眼同時に手術をすることができないため、両眼の手術を終えるまでには数か月要します。


術後に注意して欲しいことは、次の日の検査が終わるまでお風呂(洗髪・洗顔)はしないようにし、1週間までは外出する時に保護用の眼鏡を使用しましょう。

さらに手術後1ヶ月くらいまでは寝る時に保護用の眼帯を使用するようにして下さい。スポーツの方も1ヶ月くらいは控えるようにしましょう。

手術後は定期検査がありますので、炎症などがおきていないか必ず診てもらうようにしましょう。



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